こんな話しにはご注意ください

突然の訪問、電話、ダイレクトメール、ポスティングチラシなどの様々な手法・媒体を使い、皆さまのお住まいへの不安を煽るなどして、正常な判断が出来ない状況の中で工事を発注させられてしまい、後々にトラブルに発展してしまう事例を度々耳にします。特に多いのが目が届きづらい箇所(屋根、床下など)にはご注意が必要です。

住まいは家族を笑顔にするためのものでございますので、住まいに関することで皆さまの笑顔が損なわれることが無いように、これまでお聞きしたトラブルの事例をご紹介させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。

トラブル① 屋根

「お宅の屋根瓦がずれていますよ!今すぐ修理しないと雨漏りして危険ですよ!」

と突然、作業服の男性が自宅を訪ねてきました。近所で工事をしているそうで、現場から瓦がずれているのが見えたので伝えに来たと言い、「今なら無料で点検しますよ」と話しを進めてきました。

これは本当によくある事例です。この後の展開がいくつかございますので続けてご紹介します。

→ ケース①:怪しいと感じたので、点検など一切をその場でお断りし、知り合いの建築会社に相談しました。実際に工務店に見てもらうと何も異常がありませんでした。こうしたご相談では、確認すると異常がないことがほとんどです。そもそも、近所に工事現場が見当たらないこともよくありますし、対象のお宅の屋根が見えるような建物がないこともございます。

→ ケース②:工務店などには相談せず、無料だという点検をしてもらいました。屋根に上り、デジタルカメラやスマートフォンで「割れた瓦を撮影してきたので見てください」と言われ、修理を促されましたが、修理は断り、工務店などに相談して、改めて確認してもらったら、実際には割れた瓦などは見当たりませんでした。予め用意していた画像を見せられたのではないかと考えられますが、屋根に上がった際に故意に割られてしまうケースもありました。(後ほど確認した際につい最近に人的に割られたように見えたたため、そう判断しました)

→ ケース③:点検から修理までを依頼し、「今なら安くします」などと言われて大まかな費用は聞いていましたが、工事が終わってみると聞いていたのとは全く異なる高額な請求を求められました。中には警察などに相談することになるなど、その後に大きなトラブルに発展した事例もございました。

屋根に関するご相談は近年、とても増加しておりますので、冷静なご判断、行動をお取りいただくためにも、簡単な注意点などをご紹介いたしますので参考にしてみてください。

  • 注意点① 慌てない:急に屋根に異常があると言われても慌てて行動しないことが一番ですが、気になるようでしたら、どこに異常があるかを聞き、ご自分の目で見てみるのが良いと思います。視力は業者でも皆さまでもそれほど大差がありませんので、異常があるかどうかは、どなたでも確認することが出来ます。(※ドローンなどを使用して確認していた場合は別です)
  • 注意点② 無料に注意:不安が膨らむ中、無料で点検してくれると言われると依頼したくなるは無理もございませんが、住人の目が届きづらい場所をきちんと点検してくれているか、などは業者と皆さまとの信頼関係が大切になります。なぜ、無料で点検してくれるのかを考えてみてください。一般的に点検するにも人件費はかかりますし、更に高所など点検には危険も伴うため、「無料」で行う場合には余程の善意か、もしくは、見返りが必要になると考えられます。弊社でも、自社で施工した箇所以外の点検では適切な費用をいただいておりますので、無料や格安などの言葉を聞いたら、その理由について考えてみてください。
  • 注意点③ 金額変更の根拠:改修工事や修理の場合、事前に作成したお見積りから金額が変わることもありますし、工事が完了するまではっきりとした金額が出せないこともございますが、金額変更がどんな理由で、例えば、施工内容や施工範囲が変わった、使用する材料が増えた、など何らかの理由があるはずです。昨今では、資材価格や燃料費が急激に上がることでも金額が変わることもございますので、きちんと説明を受けて納得した上で工事をご注文するのが望ましいと思います。


とは言え、日常の中ならともかく、緊急時や不安を抱えた中で冷静に判断、行動することは容易なことではございませんので、日頃から、安心して相談できる相手を探しておくことをお勧め致します。

トラブル② 水道

「古い配管は水漏れしますよ!今すぐ点検しないと大変なことになりまよ!」

と突然、たまたま徒歩で通りがかったという作業服の2人組の男性が自宅を訪ねてきました。

まるで兆候は感じていませんでしたが、無料で点検してくれるということで見てもらったら、その場で「すぐにでも修理が必要だ」と言われたそうです。いつもならそんな急な話には飛びつかないのですが、「水道管が水漏れしていて大変なことになる」と言うことで修理を依頼し、完了後に高額の請求をされてしまうというトラブルに発展しました。

  • 注意点① 異常を自分の目でも確認する:今回のケースでは水漏れをしそう、とか、水漏れをしている、とは言われたが、実際の様子は全く見せてもらえなかったそうです。修理の様子も見ないように言われたようなので、「そもそも水漏れがあったのか?きちんと修理がされたのか?」は分からずじまいだったようです。
  • 注意点② 修理は指定業者に依頼する:かかりつけの業者がいない場合には、水道関係のトラブルは市役所などに相談すれば、市町村指定業者をご紹介いただけます。また、電気であれば地元の電気業者、ガスであれば取引のあるプロパンガス・都市ガス業者に依頼するのがお勧めです。
  • 注意点③ 修理内容や修理金額を事前に確認する:修理については作業して見ないと確かな費用をお伝え出来ないケースも多々ありますが、どんな修理をするのかやおおよその費用はお尋ねになってから依頼するのが望ましいと思います。


そもそも、水漏れをしているかどうかなど、水が噴き出しているのでもない限りは、外から見ただけでは分かりようがありません。このケースの真偽は分かりませんが、お話しをお聞きしていて「怪しい」と感じました。こうしたケースでも慌てて飛びつかないように、日頃から、安心して相談できる相手を探しておくことをお勧め致します。

 住まいに関する心配ごとは「かかりつけの工務店」へご相談ください。

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皆さまのお体の健康を守ってくれるかかりつけのお医者さんのように、皆さまの家を守るのがかかりつけの工務店です。新築やリフォームなどの工事だけではなく、住まいに関する普段感じているちょっとした不安ごとを相談したり、家の将来のことを一緒に考えたり、など皆さまに身近なプロの方々です。

大安建設は地域に密着したかかりつけの工務店を目指し、皆さまに寄り添った家づくりを心掛けております。

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